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コラム執筆者メッセージ

コラムニスト・桜田章吾

富山の人はPRが下手だという。地元で語られている自己評価だが、実は下手とは違う。PRすることに何となく気が引けるのである。
そんなまじめで謙虚な県民性はどこから来たのか。一説によると、江戸時代から全国で展開された薬売りが原因らしい。お客に対して、「素晴らしい土地にお住みで」と褒める。反対に「富山は雪に埋もれ、大変なところ」と卑下して商売をするから、というわけだ。

それが真の原因かどうかは分からないが、実業の世界でまじめに仕事に打ち込むのを旨としてきたのは間違いない。古くは東大の安田講堂を寄付した安田財閥の安田善次郎、国の誉れであろうと「コクヨ(国誉)」と社名をつけた黒田善太郎、セメント王で京浜工業地帯造成の立役者・浅野総一郎、ホテルニューオータニを創業した大谷米太郎、アルミ王国をつくった三協アルミの竹平政太郎、世界のファスナー王と呼ばれるYKKの吉田忠雄などなど。いずれも富山出身で、一代で立身出世を果たした質実剛健な人たちだ。

しかし、これまであまりPRしてこなかったことで、富山の知名度は極端に低い。各種調査で、住みよさナンバーワンに選ばれながら、県外の人からは「東北のどのあたりですか」「どうしたら行けるのですか」などと言われるほどだ。県都・富山市も「絵葉書になりにくい」「顔がなかなか見えない」と評されてきた。

しかし、逆に言えば「日本一の知られざる面白ランドになった」と言ってもいい。
JR富山港線の廃止を受けて発車する富山ライトレールの「ポートラム」は、地元の人たちが想像する以上に全国の鉄道ファンの熱い眼差しを浴びている。また、公共交通の新たな取り組みとして、まちづくりの関係者からも注目を集めているのだ。
これを機に、地元の人でさえ気付いていない沿線の物語や富山市の魅力をコラム形式で随時紹介していき、「新たな富山、出発進行」の一助になればと願っている。

運営:未来観光戦略会議