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市電との出会い、そしてライトレールへ

富山大学教授・北京大学客員教授
清家彰敏

10年前富山に来て、最初の感動は雪融け水がぱちぱち撥ねる常願寺川。
うわー河が生きてる。
立山を背景に市電が走り、神通大橋を女子高校生が自転車で走ってくる。
青い山脈の世界だ!過去へのタイムスリップ、凄い感動でした。
それが市電との出会い。人生は出会いに誘われ、情に流され、人に育てられる。
私は、民間企業で研究開発に従事、25歳でベンチャー企業を創業するが倒産。
やがて科学技術庁へ出向、研究官、そして富山大学へと産官学を異動しました。
教訓その1、異動するほど出世が遅れる。
 専門分野は情報工学から、技術経営、経営組織、産業政策研究へと変わりました。
教訓その2、齢をとると理系はキツイ。
市電との出会いがあって、この富山を生かす観光資産とその経営にはずっと関心を持ってきました。
尊敬する経営者を追っかけし人事院の機関誌に連載したのが経営学者になったキッカケです。
さて、僕のゼミは留学生が多い。東京、関西の冷たさに多くの留学生は日本を嫌いになる。
でも富山大学の留学生は帰国するとき「日本のお父さん、お母さん」と呼んで保証人の人と抱き合って泣く。
富山は人情が厚いですね。人の情の中を市電が走るというイメージを感じています。
雄大な自然を背景にきめ細かな美味を人情で紡いで、市電はもっともっと観光に生かされるべきと思っていました。
その市電を受け継ぎ、最先端技術のライトレールが走り始めました。
観光開発に拍車がかかると思って、期待しています。
ところで、やはり情に釣られて、頼まれて断りきれず官庁、中国とプロジェクトで富山を留守にすることが多い。
旬の季節は悔しいですね。あのぱりぱりの山菜てんぷら、採れ立てが食べたい!

 


運営:未来観光戦略会議