富山のサッカーを育てる岩瀬
富山県教育委員会 米谷和也

6月9日、FIFAワールドカップ・ドイツ大会が開幕します。
日本代表は、8年前のフランス大会、前回の日本・韓国共催に引き続き3大会連続の出場です。富山県に暮らすサッカーファンとしては、けがで戦線を離れている柳沢選手の驚異的な復帰を願ってやまないところです。
しかしながら、強力フォワード釜本を擁し、メキシコオリンピックで3位となった時を頂点に、低迷する日本サッカーを見てきた私にとっては、Jリーグの成功、ワールドカップへの出場という日本サッカーの成長は驚くべきものがあります。
また、中田を始め、中村、高原、平山など、多くの日本選手がサッカーの本場ヨーロッパで活躍するようになり、個人の競技レベルも格段に向上しました。
この日本サッカーの成長を支えてきた一人が、Jリーグチェアマン、キャプテンを務めてきた川渕三郎氏です。川渕氏は単なるプロスポーツのリーグという枠を超えた「地域密着の総合スポーツクラブ」の育成という理念を提唱してきました。Jリーグのクラブチームが地域に根ざしたスポーツクラブを持ち、選手の育成を図るとともに、地域のスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献するとしています。
地域のサポーターに支えられ発展してきたのがJリーグ。その理念や実践は、これからの地域づくりのモデルとなるものです。
ところで、岩瀬には富山県のサッカーの歴史を刻んできた富山県岩瀬スポーツ公園があります。本県出身の柳沢選手などのJリーガーも、このサッカー場で高校時代まで、全国大会出場を目指し熱い戦いを重ねました。
地域が主役になれる時代、これからの富山のサッカーも富山ライトレールも地域のサポーターの支援が大きな鍵を握っています。