ICE
ICEはドイツ鉄道の昼行旅客列車における最上位種別であり、インターシティー79 (InterCity 79) の基本方針(2時間間隔での運転、1等・2等・食堂車からなる車輌編成、主要駅での同一ホーム接続など)を受け継ぎながら、更なるスピードアップを追及した高速列車。座席の間隔が広く、オーディオ設備を備え、Bistro(半室の軽食堂車)も連結されて、居住性のレベルが高いのが特徴。
運行区間は必ずしもNBSの有無に関係なく、またNBSは必ずしもICE専用の路線ではない。また従来のIC/ECも引き続き運行されており、ICEはこれらを完全に置き換えるものではない。このような点において新幹線やTGVなどとは異なる。
(歴史)
1991年6月2日、ハノーファー - ビュルツブルク、マンハイム - シュトゥットガルトのNBS本格開通と時を同じくして、ハンブルク
- ハノーファー - フランクフルト - シュトゥットガルト - ミュンヘンの路線で運行を開始。最高速度は250km/hとなり、ドイツにおいては1968年の200km/h運転開始以来の営業運転速度向上となった。
ICE1の13両編成による運行で、全線通しの列車が1時間間隔で12往復設定されたほか、朝夕はハノーファー、カッセル、フランクフルト、シュトゥットガルト発着の列車も運転された。また一部列車がヴィースバーデン、ハイデルベルクに乗り入れた。
ICEは好評を持って迎えられ、車輌が落成次第順次運行区間を拡大して行き、1992年にはスイスのバーゼル・チューリッヒに乗り入れを開始、1993年には統一ドイツの首府ベルリンまで運行区間を延ばした。1996年にはICE2が戦列に加わり、ルール地方への乗り入れも開始。1998年にはオーストリアのウィーンへ運行区間を延ばした。
1998年9月27日、ハノーファー - ベルリンにNBSが開通し、ベルリンへの所要時間が大幅に短縮された。1999年より振り子式車両ICE-Tの投入が始まり、線形の良くない区間、特に旧東ドイツ地域へのICE網拡大が本格化する。
2000年にはICE3によりオランダのアムステルダムまでの運行を開始。2001年には気動車方式のICE-TDが登場、ついにICEは非電化区間にもそのネットワークを広げた。2002年8月1日ケルン
- フランクフルトのNBS開通にあわせ、同区間にシャトル列車の運行を開始、最高速度は300km/hまで向上した。同年12月に本格開業を向かえ、ベルギーのブリュッセルへ乗り入れた。今後はフランスのLGV-Est開通の際にパリまでの乗り入れが見込まれている(2007年予定)。
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