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Photo by Rafal Tomasik, www page : http://www.tgv.w.pl
TGV


TGV(ティー・ジー・ブイ、フランス語では「テジェヴェ」と発音)は、フランス国鉄 (SNCF) が運行する高速鉄道の車両、およびそれの運行形態。「高速列車」を意味する 《Train a Grande Vitesse》の略。日本の新幹線の営業速度を初めて塗り替えたことで世界の注目を浴びた。

【TGVの歴史】
日本が1959年に新幹線の工事を始めた直後の1960年代に、TGVが最初に考案された。当時はフランス国内でアエロトレインのようなホバークラフトや磁気浮上式鉄道について研究が行なわれており、フランス政府はすぐさま計画を支持し、フランス国鉄は従来の軌道の上を走らせることが出来る高速鉄道車両について研究を開始した。
最初の計画では、ガスを燃料として内部で電力に変換して駆動する高速タービンを推進力とした電気式ガスタービン機関車が計画された。ガスタービンは小型であるものの、長時間にわたって高いパフォーマンスを発揮するために最適とされたために選ばれた。この電気式ガスタービン機関車は1967年に試作され、量産化の果てにはイランやエジプトにも輸出された。そしてこの技術をそのまま生かし、最初のTGV車両であるTGV001が試作された。これは4400KWの電力を使用する動力集中連接方式であった。TGV001の外装・内装は共にイギリス生まれのデザイナーであるジャック・クーパーによって設計された。これは以後のTGVのデザインの原型であり、車体前面の「鼻」が特徴的である。

TGV001は高速運行中の多量の動力を分散して列車を停止させるためのブレーキや、空気力学的な流動実験によって車体が設計され、時速318kmにまで達することが出来た。これは当時最速の列車であった日本の新幹線の速度を大きく上回っただけでなく、非電車車両として最速の記録を樹立した。
しかし1973年には石油ショックの影響を受けて燃料の価格が急激に上昇したため、ガスタービンによる駆動が非実用的なものとなり、ガスタービンを採用したTGVはTGV001が唯一のものとなった。計画は動力車内のガスタービンで発電する方式から架線から電力を得る電気機関車方式に変更され、その電力はフランス国内に新設された原子力発電所から供給された。
電気牽引方式を取り入れたTGVは1974年に完成した。革新的なモーターの取り付けや、サスペンション、動作制御装置などの試験を繰り返した結果、TGV001と比較して牽引車の重量を2.95トン削減することができた。この試作機は試験中に約1,000,000 km走行した。

1976年にはフランス政府のTGVプロジェクトによって最初のTGV線であるパリ-リヨン間(パリ-南東線 (TGV Paris Sud-Est, TGV-PSE))の建設が始まった。
後に2回の車両製作と厳しい試験によって、1980年4月25日に最初の量産型営業車両が完成した。パリ-リヨン間はその翌年の1981年9月27日に開業し、時速260kmでの営業運転が開始された。開業当時はこの2都市を飛行機よりも高速に結ぶ最速の交通手段であった。

1993年: TGV北線 (TGV Nord) がリールまで開業。
1994年: ユーロトンネル開通に伴い、ユーロスターがロンドンまで乗り入れる。
1994年: ローヌ・アルプス線 (TGV RA (Rhone-Alpes))(リヨン (Lyon) 近郊 - ヴァランス (Valance) 間)が開業。
1994年: TGV 北線 (LGV Nord) と南東線 (LGV Paris Sud-Est, TGV-PSE) をパリ郊外で結ぶ TGV イル・ド・フランス連絡線が開通。シャルル・ド・ゴール空港の第 2 空港ターミナルビル直下に設置されたシャルル・ドゴール空港TGV駅とユーロディズニーランド(現:ディズニーランド・パリ)の最寄り駅のマルヌ=ラ=ヴァレTGV駅を経由する。
1997年: ベルギー国内の専用線 (LGV-Oost) が開業。ブリュッセルとパリ・ロンドン間のスピードアップが実現した。
2001年: ヴァランス (Valance) からアヴィニョン (Avignon) ・ニーム (Nimes) ・マルセイユ (Marseille) を結ぶ地中海線 (LGV-Med) が開業。
現在、TGV 東線 (LGV-Est)(パリ - ボードルクール間)を建設中。2006年の開業を目指す。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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